体水分の不均衡が低舌圧、低握力と関連

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原玄教授と山口浩平助教の研究グループによると、体水分の不均衡が低舌圧、低握力と関連するとのことです。

 

東京医科歯科大学のプレスリリースによると・・・

「体水分不均衡は、低舌圧、低握力と関連する」【山口浩平 助教】 | 国立大学法人 東京医科歯科大学 (tmd.ac.jp)

  • 体水分不均衡は、低舌圧の関連因子でした。一方で、舌断面積とは関連がありませんでした。
  • 体水分不均衡は、低握力とも関連がありました。
  • 歯科医療従事者も、低舌圧、低握力の患者では体水分不均衡など全身状態の些細な変化にも注意を向ける必要があるでしょう。

本研究の意義は、初めて体水分不均衡と低舌圧、低握力の関連を明らかにしたことで、口腔、身体それぞれ独立したものではなく総合的に捉える重要性を改めて示しています。口腔機能低下症の診断過程で舌圧低下を認めた患者さんは、体水分不均衡の疑いがあるので注意が必要です。歯科医療従事者は低舌圧の患者さんの体組成の変化など全身状態にまで配慮することで、より一層の医科歯科連携、健康寿命延伸に貢献しうるのだと意識することが重要でしょう。

(以上一部抜粋)

歯科医師が、かかりつけ医としての役割を担い、患者さんに早めの注意喚起もできるかもしれませんね。

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