ブログ

認知機能は残存歯よりも噛み合わせに関連する

大阪大学の池辺一典教授の研究結果によると
高齢者の認知機能は「残っている歯の数」よりも
「かみ合わせる力」と強く関連していたそうです。

兵庫県と東京都に住む約2,000人(69-81歳)に対し、
2010~11年残っている歯の本数や咬合力を調べ、
普段の食事内容などを聞き取ると同時に
記憶力などを問う認知機能のテストを受けてもらい、
その関連性を調査した…と言うもの。

その結果、噛み合わせる力が強かったり、
緑黄色野菜を食べたりしている人ほど、
認知機能の成績がよい傾向にあり
これに比べると歯の本数と成績に、
強い関連はみられなかったそう。
 
欠損を放置するリスクは
この点からも高そうですね。

関連記事

  1. 2050年には認知症患者が世界で1億5200万人に
  2. 口腔機能低下症と運動機能の低下
  3. 噛む部位による脳の働き
  4. お菓子のメーカーと口腔機能
  5. 歯の神経が再生する治療
  6. 口腔内細菌による血管炎症はがんの転移を促進する
  7. 小児の口唇閉鎖不全は30.7%
  8. 舌がよく動く人は栄養状態が良好で身体が元気!
PAGE TOP