ブログ

舌がよく動く人は栄養状態が良好で身体が元気!

 岡山大学病院歯科・予防歯科部門の澤田ななみ医員、岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の森田学教授らの研究グループは、自立高齢者において、1秒間に発音できる「タ」と「カ」の回数が多いと栄養状態が良好であり、栄養状態が良好であるとフレイルの者が少ないことを明らかにしました。

press20211026-2.pdf (okayama-u.ac.jp)

◆研究内容

岡山大学病院予防歯科外来を受診する 60 歳以上の患者を対象に、年齢、性別、全身疾患、歯数、 歯周状態、口腔機能、栄養状態および身体機能を調査しました。これらのデータを元に分析を行っ たところ、1 秒当たりに発音できる「タ」 「カ」の回数が多い(=舌がよく動く)と栄養状態が良好であり、栄養状態が良好であるとフレイ ルの者が少ないことがわかりました。また、年齢が高いほど舌が動きにくく、栄養状態が悪く、フ レイルの者が多いこともわかりました。

パタカラ体操を実施している医院は、この研究結果を患者さんに伝えると良いですね!

関連記事

  1. 【無料メルマガ】フレイル・ロコモと歯科の役割
  2. 「歯の本数が多く、かみ合わせが良いほど医療費が低い」サンスター調…
  3. 北里大学による市販消毒薬等の新型コロナに対する”追加”効果検証
  4. 20代から問題になる”ロコモティブシンドローム”
  5. 認知機能は残存歯よりも噛み合わせに関連する
  6. 歯周病菌がサルコペニア促進に関与
  7. 糖尿病や肥満の人は「オーラルフレイル」のリスクが高い
  8. 口唇閉鎖不全は年齢が上がるにつれて増えていく
PAGE TOP