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骨格筋の機能維持にはビタミンCが不可欠 

 東京都健康長寿医療センターの石神昭人研究部長らは、骨格筋でのビタミンC不足は、性別に関係なく筋萎縮や身体能力の低下をもたらすことを明らかにしたそうです。

           

人間の筋肉は、 その構造やはたらきの違いによって骨格筋、平滑筋、心筋の3つの種類に分けられています。

               

  • 骨格筋…普通、筋肉というと骨格筋をさしています。横紋が見られるため横紋筋ともいい、自分の意志で自由に動かせる随意筋です。腕や足の筋肉、腹筋、背筋などがあります。鍛えられる筋肉です。
  • 平滑筋…内臓筋ともいわれ、自分の意志で自由に動かしたり、止めたりすることのできない不随意筋です。消化器や泌尿器の壁となっている筋肉などで、胃や腸を動かしたり、尿などを運ぶはたらきをします。血管の壁も平滑筋からできています。
  • 心筋…心臓だけにある筋肉で、心臓の各部屋の壁を作っています。一生の間、縮んだり膨らんだり、状況に合わせて規則正しくはたらかなければならない不随意筋で、最も大切な組織の一つといえます。

       

標準的な男性や女性の骨格筋量は、体重のおよそ30~40%を占めています。また、骨格筋にはビタミンCが存在します。そして、ビタミンC不足期間が長くなるにつれて、筋肉を構成する筋線維が細くなり、筋重量が減少して、再びビタミンCを与えると回復することが分かっています。

 

ビタミンCは噛めなくなると不足しがちな栄養素ということが分かっています。もちろん、ビタミン剤で補うことは可能ですが、噛めなくなるとタンパク質なども不足していきます。筋肉を維持するためにはやはり噛めるお口が必要ですね。

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