ブログ

噛む部位による脳の働き

正しく噛めないということは、

ただ単においしい食事ができないだけではありません。

様々な体に悪影響を及ぼします。

物を咀嚼する時に、

噛む場所によって脳内の運動制御機構が異なる…

という研究が東京医科歯科大学から発表されています。

「奥歯で噛む」時は

咀嚼筋の筋活動の上昇に応じて小脳をはじめとした

運動の命令を送る領域の脳活動が活性化。

「前歯で噛む」時は

咀嚼筋の筋活動の上昇に応じて

帯状皮質運動野をはじめとした繊細な力のコントロールに関与する

領域の脳活動が減少。

ということだそうです。

面白いデーターですね。

これを身近な生活に落とし込んで患者さんに伝えると、

歯が揃っていることの必要性をより感じてもらえるかもしれませんね。

関連記事

  1. フッ化物配合基準の見直し
  2. 口腔ケアとコロナの関係を知っているのは7%
  3. う蝕・歯周病罹患者の口腔細菌叢は歯科治療後も口腔状態が良好な人と…
  4. 50歳以上の2人に1人がジンジバリス菌を保菌
  5. サルコペニア肥満
  6. ヘルペスとアルツハイマー
  7. サンスター「歯の本数が多く、かみ合わせが良いほど医療費が低い」
  8. フレイル・ロコモ克服のための医学会宣言
PAGE TOP