ブログ

歯が少ない人でも入れ歯を使っていればタンパク質の摂取低下は小さい

東北大学大学院歯学研究科によると、

歯が少ない人でも、入れ歯を使用していれば

たんぱく質の摂取低下は小さくて済むことが分かりました。

歯が少なくない人では、タンパク質の摂取量が減ることが有名ですが

入れ歯などの補綴装置の使用の有無でタンパク質の摂取量に差があるかはわかっていませんでした。

本研究では、74歳以上の高齢者約2千人を対象とした横断調査により、

  • 歯が20本以上ある人と比べて、0~9本の人で補綴装置を使っていない人では、1日の摂取エネルギーあたりのタンパク質の摂取量が2.3%低いこと
  • 0~9本の人でも補綴装置を使っている人では、タンパク質の摂取量低下が0.5%と、8割ほど小さくなること

これらのことが分かりました。

(上記の図は東北大学大学院のプレスリリースより抜粋)

関連記事

  1. 葉酸が口蓋裂の発症を予防する仕組みを解明
  2. 緑茶を1日4杯以上飲んでいる人で約1.6本の歯が多かった
  3. う蝕・歯周病罹患者の口腔細菌叢は歯科治療後も口腔状態が良好な人と…
  4. 食事の楽しみと口腔ケア
  5. 誤嚥を防ぐ自動販売機
  6. 噛めるお口がもたらす健康
  7. 30代以上の高血糖と歯の本数の関係
  8. 血液中のアンモニア濃度が高くなるとアルツハイマーのリスクを高める…
PAGE TOP