ブログ

矯正治療で口腔内の細菌叢が大きく変化

広島大学と国立感染症研究所のグループによると、

矯正治療を受けた患者の口腔内の細菌叢は

歯周病へ移行しつつある患者の口腔の細菌叢と類似した状態となっているとのことです。

  • 矯正治療で用いる固定装置を着けることにより口腔内の細菌叢は大きく変化している
  • だ液とプラークどちらにおいても、感染症の原因となる細菌が多く含まれる嫌気性菌や、実験室で培養できない難培養細菌が増加している
  • 普段は口腔内の細菌の大部分を占める常在菌の割合は減少している
  • 歯周病患者の研究報告と比較したところ、矯正装置を着けることによる上述のような細菌叢の変化が、健康な口から歯周病へ移行していく状態と類似している

以上のようなことが分かってきたそうです。

この研究が矯正治療中のむし歯、歯周病予防に繋がるものになると素晴らしいですね。

関連記事

  1. 社会的接触と寿命
  2. 自分の歯が1本多いと、うつ症状得点が0.15点減少
  3. 50歳以上の2人に1人がジンジバリス菌を保菌
  4. フレイル⾼齢者は 1.9 倍肺炎にかかりやすく、 1.8 倍重症…
  5. 入れ歯の手入れの差によるリスク
  6. サンスター「歯の本数が多く、かみ合わせが良いほど医療費が低い」
  7. 肥満・糖尿病でオーラルフレイルリスク
  8. 認知症の悲しい事実
PAGE TOP