ブログ

コミュニケーションのミスマッチを無くす

コミュニケーションのミスマッチ。

治療や素材の説明をする教育しかしていなければ、よく起こる問題です。

患者さんの聞きたいことに応えておらず、決まったパターンの説明を暗記して答えている…

このケースはものすごく多いです。

例えば

「保険で白いのができると聞いたんですけど?」と聞かれたとします。

医院の方針でCADCAMは適合が悪いので、できるだけ選ばないようにしたい場合、どういう風に答えれば患者さんは納得されるでしょうか?

「保険でできる白いものは、適合が悪いのであまりお勧めできないんですよ」

この回答では、患者さんはCADCAM冠を選ばれます。

なぜなら、発言から考えるとこの患者さんは白さを気にしている可能性が高いからです。この人に気にしていない適合の話をしても意味がありません。

適合を伝えたいとしても、CADCAM冠の白さに関する致命的な欠点を知らせてからお伝えしなければ何も伝わりません。(今回のテーマではありませんが、適合が悪いことが、どう患者さんに影響するかをかみ砕いて説明する必要もあります。)

患者さんの発言に耳を傾け、「質問の意図」をくみ取って応えるようにしなければ、コミュニケーション力は高まりません。




関連記事

  1. 歯科医院経営通信Vol.105 「損をしているカウンセリングの特…
  2. 「また次の機会に」と患者さんに言われないために
  3. 歯科医院経営通信Vol.82 「コミュニケーションで起きる「省略…
  4. コトバを「省略」するリスク
  5. 義歯とステーキの関係
  6. 「健康」のアプローチが効きにくい人がいる理由
  7. 【無料メルマガ】患者さんに伝わっていますか?
  8. 社会的接触と寿命
PAGE TOP