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歯科医院経営通信Vol.71「患者さんは本当に健康を求めているのか?」

◆ お口への興味を高める方法について考える

お口への興味を高めることは
自費治療の選択、治療の継続
定期健診の継続のカギになる要素の1つです。

お口に対する意識を患者さんに高めて欲しいので
・こうすると歯が抜ける
・こうすると歯周病になる
・こうするとむし歯になる
というような説明や

定期健診に誘導するために
・バイオフィルムについて説明している
・プロフェッショナルケアの必要性を伝えている
というような説明をされている医院も
少なくないのではないでしょうか?

残念ながら、このようなアプローチでは
お口に対する意識が高まるのは
元々お口の意識が高い方だけです。

「たかがお口」と思っている人に
このようなアプローチをしても伝えたいことは
伝わりません。

そこで、活用したいのが
お口の健康と身体の健康を結び付けることです。

歯周病菌だけでなく、むし歯菌による体への悪影響
その他の口腔内細菌による悪影響
さらに、噛めないことによる体への悪影響と
様々なことが分かってきています。

そして、中高年と呼ばれる世代は
「体に対する健康意識」は高まっていると感じます。

TVや書籍、雑誌などもこぞって健康の特集をしています。
サプリメントなどを含む健康食品の市場規模も年々増加し
1兆2千億円を超えるようになっていると言われています。

ただ、実態として、
「本当に生活者は健康を意識しているのか?」
という疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

◆ 本当に健康を求めているのか?

ここで2019年9月9日に
オムロンヘルスケア株式会社(以下、オムロン社)が実施した
『人生100年時代におけるシニアの健康に関する意識と実態』
という調査結果を参考に見てみます。

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