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緊急事態宣言が明ける時

緊急事態宣言が5月末まで延期されました。

そして、今日にも39県で解除されると言われています。

完全に収束するということはなく

なんとなく緊急事態宣言が終わり

「コロナウィルスとの共存」という命題に

向かっていくことになるのでしょう。

この緊急事態宣言を伸ばせば伸ばすほど

倒産する企業も増えます。

キャッシュに行き詰まり倒産する企業、

高齢の経営者でモチベーションが続かず整理する企業なども

出てくるでしょう。

行き詰まってしまった企業だけでなく

継続する企業にも苦難の道が待っています。

これまでのような需要が復活するのか?

需要がないなら需要を作るためになにをするのか?

これが一般企業にとって

重要な経営戦略となってきそうです。

歯科においては

定期健診の患者さんのキャンセルが出ても

急患(治療)や小児で補うことができている医院が多く

他業種と比べればコロナで受けたダメージは小さくなっています。

また、患者さんに対して治療をするだけでなく

しっかりとコミュニケーションを取れている医院の方が

キャンセルは少ない傾向にあります。

緊急事態宣言が明けても「これで安心」という雰囲気になるかは微妙です。

『緊急事態宣言が明ける』=『コロナが収束した』ではないため、

どうやって気を付けながら生活していくか・・・という視点になります。

その人にとっての「優先順位」と「コロナのリスク」を比べながら

行動するかしないかを決めるようになりそうですね。

ですので、その人にとって「今」ケアをしないといけない理由を明確に伝えられるかがポイントになってくると考えています。

もちろん、これは治療も同じです。特に自費治療においては、先延ばし(結局しない)の理由にもなりますので、「今」治療をしないといけない理由を伝えられるように考えておくことが必要です。

取り越し苦労に終わったとしても、準備をしておかなければ、リスクヘッジにはなりません。

そして、問題はコロナの第2波、第3波が来た時です。

何度もキャンセルを繰り返すと患者さん自身、アポを取りづらくなってくるはずです。ここまで想定した対策も欠かせません。

現在、コロナ対策用のカウンセリングスライドも作成中ですので、完成しましたら、ご訪問時にご紹介いたします。

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