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微細藻類「コッコミクサKJ」が歯周病の進行抑制

ユーグレナとデンソーが、日本大学歯学部との共同研究で、

微細藻類「コッコミクサKJ」の歯周病進行抑制作用を突き止めたそうです。

   

ジンジバリスを歯茎に塗布したマウスを用いた対照実験を行い、

プラシーボ群と比較して、

「コッコミクサKJ」の乾燥粉末を塗布したマウス

および胃内投与したマウスでは、

ジンジバリス菌数の増加が抑制されたそうです。

 

ユーグレナがこのような研究を行うのは分かりますが、なぜ、デンソーが?

ということで、調べてみました。

   

デンソーは、2008年4月から特許権利を持つ新種の藻に、

CO2を吸収させて バイオ燃料を生産する新しい研究に取り組んでいました。
   

この新種の藻が、池や温泉に生息する「コッコミクサKJ(旧名:シュードコリシスチス)」。

     

研究開発の過程で、この藻の持つ特徴に事業の広がりを感じ

  1. バイオ燃料事業の開発
  2. 微細藻類培養技術の研究開発
  3. 藻類の食品・化粧品等への利用
  4. 微細藻類による物質生産

という4つを柱とした事業開発で

ユーグレナとデンソーは2019年に包括的提携を行っています。

    

このような中で 歯周病が糖尿病や動脈硬化症、心筋梗塞などの生活習慣病と関係する点に着目し、研究を実施したそうです。

  

研究の中心テーマ以外で生まれる発見が、世の中の製品や商品に活かされていますが、コッコミクサKJ配合の治療薬や歯磨剤などが生まれてくるのかもしれませんね。

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