ブログ

噛む部位による脳の働き

正しく噛めないということは、

ただ単においしい食事ができないだけではありません。

様々な体に悪影響を及ぼします。

物を咀嚼する時に、

噛む場所によって脳内の運動制御機構が異なる…

という研究が東京医科歯科大学から発表されています。

「奥歯で噛む」時は

咀嚼筋の筋活動の上昇に応じて小脳をはじめとした

運動の命令を送る領域の脳活動が活性化。

「前歯で噛む」時は

咀嚼筋の筋活動の上昇に応じて

帯状皮質運動野をはじめとした繊細な力のコントロールに関与する

領域の脳活動が減少。

ということだそうです。

面白いデーターですね。

これを身近な生活に落とし込んで患者さんに伝えると、

歯が揃っていることの必要性をより感じてもらえるかもしれませんね。

関連記事

  1. 北里大学による市販消毒薬等の新型コロナに対する”追加”効果検証
  2. 歯周組織でアルツハイマーの老人斑成分を産生
  3. 非常時のお口のケア
  4. 6〜8月に歯科医師ら52人新型コロナ感染
  5. 口腔機能低下症と運動機能の低下
  6. 歯周病菌とアルツハイマー型認知症
  7. ビッグデータが寿命を伸ばす
  8. 骨格筋の機能維持にはビタミンCが不可欠 
PAGE TOP