ブログ

噛む部位による脳の働き

正しく噛めないということは、

ただ単においしい食事ができないだけではありません。

様々な体に悪影響を及ぼします。

物を咀嚼する時に、

噛む場所によって脳内の運動制御機構が異なる…

という研究が東京医科歯科大学から発表されています。

「奥歯で噛む」時は

咀嚼筋の筋活動の上昇に応じて小脳をはじめとした

運動の命令を送る領域の脳活動が活性化。

「前歯で噛む」時は

咀嚼筋の筋活動の上昇に応じて

帯状皮質運動野をはじめとした繊細な力のコントロールに関与する

領域の脳活動が減少。

ということだそうです。

面白いデーターですね。

これを身近な生活に落とし込んで患者さんに伝えると、

歯が揃っていることの必要性をより感じてもらえるかもしれませんね。

関連記事

  1. 歯科医院経営通信Vol.56 「利益を上げることに抵抗があるスタ…
  2. 2017年の平均寿命
  3. 健康寿命が長い地域の男性は、歯医者さんによくかかる 京都大学
  4. 認知機能は残存歯よりも噛み合わせに関連する
  5. 2050年には認知症患者が世界で1億5200万人に
  6. 食器での垂直感染を意識しても意味がない
  7. 食事の楽しみと口腔ケア
  8. 【無料メルマガ】フレイル・ロコモと歯科の役割
PAGE TOP