ブログ

急性期脳卒中におけるサルコペニアと嚥下障害との関連を解明

国立循環器病研究センター 脳神経内科部長 猪原匡史氏が代表を務めた

科学研究費助成事業

「高齢者の脳卒中後嚥下障害の急性期診療アルゴリズム確立」において、

国循脳神経内科の福間一樹医師、猪原匡史部長らのグループが、

急性期脳卒中における

サルコペニア(筋量と筋力の低下が身体活動障害をもたらす症候群)と

摂食嚥下障害との関連を解明しました。

                     

本研究からの知見として

本研究に登録した高齢脳卒中患者のサルコペニア罹患率は34%であり、

サルコペニア罹患群は低栄養の併存率が高いことから

栄養介入の必要性が示唆されます。

さらに、サルコペニアは摂食嚥下障害と誤嚥性肺炎のリスクであり、

急性期の早期診断・栄養介入・誤嚥予防が求められることが示されます。

関連記事

  1. 「歯数とアルツハイマー型認知症との関連」で日本歯科総合研究機構が…
  2. マイクロバイオームですい臓がんを発見
  3. 歯周病菌が血管の修復を妨げる仕組みを発見
  4. ガム咀嚼によって唾液中の免疫物質(IgA)が2.5倍に増加
  5. 歯の神経が再生する治療
  6. 正しく座って正しく食べることの重要性
  7. 北里大学による市販消毒薬等の新型コロナに対する”追加”効果検証
  8. 口腔内細菌による血栓症はがんの転移を促進する  北海道大学
PAGE TOP