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フレイル⾼齢者は 1.9 倍肺炎にかかりやすく、 1.8 倍重症化しやすい

新潟⼤学⼤学院医⻭学総合研究科国際保健学分野の

齋藤孔良助教、菖蒲川由郷特任教授の研究グループの発表によると

フレイルによって肺炎リスクが高まるということです。

    

フレイルとは、加齢や病気による⼼⾝の衰えにより要介護になる手前の状態のことです。

フレイルの 65 歳以上の⾼齢者では、フレイル無しの⾼齢者と⽐べて約 1.9 倍 肺炎にかかりやすく、また、1.8 倍肺炎が重症化しやすい(⼊院措置になりやすい)ことを明ら かにしました。

またプレフレイル(フレイル前段階)にある⾼齢者でも、フレイル無しの⾼齢者と⽐べて 1.3 倍肺炎にかかりやすいことがわかりました。

 

フレイルのきっかけは、社会的接触の減少であり、口腔機能の低下でもあります。

現在のコロナ禍では、外出を控え、社会的な接触も減っている高齢者が一定数います。また、診療を控えており、著しく口腔環境が悪化してから来院する高齢者 も一定数います。

ただ、このデータを考えると肺炎リスクに関わることが考えられます。健康を維持するためにも口腔環境の維持は重要ですね。

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