それぞれ得意分野を持つAIが日常的に活用できるようになり、歯科医院で使用する患者プレゼン資料や院内マニュアルなどが簡単に自作できるようになりました。先日も支援先で「スタッフが外部研修を喜んで受けたくなるスライド」の作成を依頼されましたが、最初にChatGPTでたたき台をつくり、次にClaudeで客観的な視点で修正します。できた内容を自身の経験と勘所で更に修正を加えた後、GammaでPowerPointに仕上げます。最終的に見た目やインパクトを与える部分を強調すれば…たった30~40分で効果的なプレゼン資料の完成です。従来であれば複数の人手を必要としたものも、たった1人で短時間で完成できます。また競合調査にしてもPerplexityを使えば一瞬で自費の種類や価格帯別の一覧が完成します。注意点があるとすれば、センスの有無です。これで訴求力はあるのか、もっと良い見せ方、使い方があるのではないか…等、自分自身も同時に心理学的なセンスを磨かないと「評価されないツールや資料」ができるだけになります。AI先進国のアメリカでは学位があっても就職難の傾向が生じており、キャリアを持たない若者の失業率が心配されていると日経新聞(10/26)の記事にもありました。今後は自分の生きていく業界の動きを見抜くセンスを磨くことが求められる時代になったと感じます。
