厚生労働省から、「第23回生命表(完全生命表)の概況」が
令和4年3月2日に公表されています。
「第23回生命表(完全生命表)」は、
令和2年における生命表で、日本にいる日本人について、
令和2年1年間の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに
- 各年齢の者が1年以内に死亡する確率(死亡率)
- 平均してあと何年生きられるかという期待値(平均余命)
などを指標化したものです。
ちなみに、「平均寿命」は「0歳時の平均余命」のことであり
「期待値」になります。
同省では、日本の生命表として、
「完全生命表」と「簡易生命表」の2種類を作成・公表していますが、
「完全生命表」は、国勢調査による人口(確定数)と人口動態統計(確定数)による死亡数、
出生数を基に5年に1度作成されるもので、生命表の確定版という性格を持っています。
今回の完全生命表からデータを見ると・・・
- 男性の平均寿命は81.56年で、前回(第22回(平成27年)の80.75年)と比較して0.81年上回った
- 女性の平均寿命は87.71年で、前回(第22回(平成27年)の86.99年)と比較して0.73年上回った
また、65歳の平均余命を見ていくと
- 65歳男性の平均余命は19.97年で、前回(第22回(平成27年)の19.41年)と比較して0.46年上回った
- 65歳女性の平均余命は24.88年で、前回(第22回(平成27年)の24.24年)と比較して0.64年上回った
となっています。
本当に人生は長くなっています。
65歳まで生きている人は、これからまだ20年近く人生はあるわけです。
健康で長生きしなければ、出費だけかさみます。健康を維持するためにはお口の健康が大切です。
患者さんには健康な人生を送ってほしいですね。